燃える赤。　熱い熱気を感じつつもデルムンドの丸いスタッドが、安定感をも感じさせてくれる。　GCiソールにはない心地よい安定感。　GCiソールを“動”とするならば、DIソールは“静”。　だが、その“静”は、選手達の心を落ち着かせ、ゲームの冷静に流れを読み取る“静”なのである。
強く激しくせめぎ合うプレーが良く似合うGCiソールとは対照的に、流れを察知し、相手の攻撃を受け止めるDIソール。　そして機を見て”静”から“動”への激しさも隠し持つ“流”動性がDIにはある。
攻撃と守備。　これら二つの言葉は、別のもののようでいて、実は表裏一体なのである。　サッカーに守備など存在しない。　守備ではなく“受け”なのである。　守備とは相手の攻撃を凌ぎ続けるのではなく、流れを自らのものにする為の準備なのである。
相手の攻撃を受けながらも、速攻を狙う。　相手の横パスをカットし、カウンターを狙う。DIが表現する“静”とは、まさに“受けの美学”に他ならない。
イチローが放つレーザー・ビーム。　あれを守備と呼ぶにはあまりに攻撃的すぎる。　あまりに美しすぎる。　本来攻撃とは強く美しいものである。　ならば、DIがもつ絶対的な安定感は、攻撃的な受けの美学である。
この境地に立ち入る事は、そんなにたやすい事ではない。　だが、その真髄を知るDIが、イチローのレーザー・ビームを超越するほどの境地へ、秘密の扉を開いてくれるはずである。



プーマ：デルムンドDI(ホワイト/B.Mゴールド)
プーマ：デルムンドdi(P.ホワイト×C.ブルー)
プーマ：デルムンドdi(Pホワイト×Pレッド)
プーマ：デルムンドdi(ブラック×ホワイト)



アッパー：天然皮革（カンガルーレザー）+人工皮革
アウトソール：合成樹脂（TPUダイレクトインジェクション12本スタッド）
重量：右258ｇ　左273ｇ(25.5センチ当社測定)
品番：101416　04